ピモニホ食卓会 2015年夏 スリランカ料理

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のしかかるような暑さと空気が湿気をおびて肌にまとわりつく頃になると、
スパイスの香りと味をいつもより求めてしまう。
写真家の篠原裕幸さん、通称シオジさんの作るスリランカ料理は
さっぱりとしていて辛さは抑えめだけれどスパイスの香りが豊かだ。

アート作品を制作していた頃、青山のギャラリー&バーで個展を開き、
そのオープニングでシオジさんにスリランカ料理を作ってもらった。
おもしろいスペースで、床には砂が敷いてあり、薄暗くほのかな灯りが
うっすら作品を照らし、セザリア・エヴォラの曲が包み込むように
流れている。

南米や南アジアの熱い空気がただよっているようなところだった。
私の作品は鮮やかな花々をモチーフにしていて、その場と
スリランカ料理はしっくりと混ざり合っていた。

砂を敷くわけにはいかないけれど、ピモニホとスリランカ料理、
きっとしっくりくるとおもう。

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